まるひの丸イス
VIVISTOP NITOBE FUNITURE DESIGN PROJECT/2020.09-12
この作品は新渡戸文化小学校の5年生が高知県佐川町のデザイナーと一緒に、高知の木材とデジタル工作機械を活用して制作したイスです。 
新渡戸文化学園の校舎の一角にある「VIVISTOP NITOBE」というものづくりスペースに置き、自分たちで使うことを想定して制作しました。 
子ども達は5人1チームのグループワークで、アイデア発想、模型制作、発注書づくり、組み立てを行いました。

またこのプロジェクトは高知県佐川町に住むデザイナーの方や林業関係者と一緒に取り組みました。
アイデアにアドバイスをいただいたり、実際に木材を切り出すデータを作っていただきました。 
高知県の木材をshopbotなどのデジタル工作機械を活用してカットし、最後はやすりがけや組み立てを自分達の手で行い椅子を完成させました。


Design Point

「まるひの丸イス」は円形の形状が特徴的な、中に空洞のある椅子です。

 丸い形状を可能にしたのは、板の曲げ加工。
レーザーカッターで板材を切り抜き、曲げることを可能にしました。
その模様がこの椅子の存在感を引き立てています。影も美しさもポイントです。 

座面は取り外しが可能で、中の空洞には荷物を収納するには十分なスペース。
友達の荷物もしまってあげられそうですただ、まるひの秘密は、この空洞の本当の目的。
実は自分たちが中に入りたい!そんな隠れた想いはあくまで「秘密」なのです。​​​​​​​


STORY

「椅子に入りたいんです!」 でも困りました。
安心して椅子の中に入るには、ある程度の大きさが必要です。
でも、大きすぎるのは空間の邪魔になってしまう。理由も”自分たちが入りたいから”では通じない・・・。

椅子の中を空洞にする理由は、授業でつかう荷物を収納するため。
その理由が通じる範囲内で極力スペースを広くできるアイデアを考えました。

形はできれば丸くしたいけど、木は曲げられないよね?
ところがびっくり!
木だって曲げることができる!

そうして実現した”曲げ加工”がされた板にメンバーは大興奮!
組み立てを終えて、ドキドキしながら椅子の中に入ってみることに・・・結果ちゃんと入ることができました!!
あくまで、授業でつかう荷物を収納するための機能ですけどね!​​​​​​​


Member

Design Team
ひの丸

Suport
VIVISTOP NITOBE:Yamauchi,Kawashima,keitoku
VIVITA:Anayama,Sasagawa,Aoki
佐川町メンバー:Yamachiyo,Ito,Matsuda

Photo
Aoki​​​​​​​​​​​​​​
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