「海洋マイクロプラスチックを使ったアクセサリーで、環境問題を身近に感じてほしい。ごみを減らしたい。一緒に活動する仲間がほしい!」

普段から海洋マイクロプラスチックを使って制作をしているVIVINAUTのそんなひと声から始まったこのプロジェクト。
わたしもやりたい!一緒に作ってみたい!と、周りにいたVIVINAUT 5人で集まって、その場でプロジェクトが立ち上がりました。

また、9月16日、17日には『駄菓子屋さんを開こう!』イベントとともに、ディスプレイ販売もしました。
・初めましてのお客さんに、実際に手にとって、買ってもらえたのが嬉しかった
・次はもっと日常的につけてもらえるアクセサリーを作りたい
・制作者の思いや姿が分かるパッケージにしたい
などなど、ディスプレイ販売をして感じたことは様々でした。
販売だけでなく、これまでの材料集めから制作、展示までの過程を、紹介していきたいと思います!
▶︎Process1 プロジェクト立ち上げ!
海洋プラスチックごみって、なんだろう?
パッケージボトルやペットボトルなどのプラスチックごみが、紫外線や海の波によって細かくなったもの。この多くが容器や生活雑貨などの私たちの身の回りから出たごみに由来しているそう......
・細かいため、回収が困難……
・海洋生態系へ悪影響を及ぼす……
・食物連鎖に組み込まれるため、私たちの食生活にも悪影響を及ぼす……
などなど。
私たちができることはなんだろう?このプロジェクトで、どんな活動をしていこう?
「海洋プラスチックごみ問題を色んな人に広めたい!ごみを減らしたい!」「そのために海洋プラスチックごみでアクセサリーや雑貨をつくりたい!」
まずはできることからやってみよう。
そんな想いを持って、活動するにあたってのプロジェクト名とロゴもみんなで考えました。
『SEA GEM CRAFT』
「海で拾った海洋マイクロプラスチックごみを、「宝石」に作りかえるグループ」
そんな思いが込められています。
制作したものをイベントに出したいね!展示したいね!そんな展望がどんどん湧いてくるSEA GEMメンバーでした。
Process2 ビーチコーミングに行こう!
まずは材料調達!
東京都江戸川区にある葛西臨海公園に集まり、メンバー全員でビーチコーミングをしました。
6月後半なのにもうこの暑さ!
海に入って涼みながら、足元の砂浜に目を凝らすみんな......
よーーーくみてみると、「あった!!」
海洋マイクロプラスチックはとっても小さく、探すのも、集めるのも、一苦労です。
「バケツに砂をドバッと入れて、浮いてきたプラスチックを取るといいよ!」
ベテランのビーチクリーナー、ハンナさん家族が教えてくれたナイスアイデア!
アイデアを駆使して、みんなで丁寧に、コツコツと集めていきました。
Process3  アクセサリー制作がSTART!

後日、みんなで集めた海洋プラスチックを広げて、ついに制作スタート!
どんなイロやカタチがあるかな?魚釣りのルアーやフィギュアのかけらまで、面白いプラスチックがたくさん!
このカタチが好き!イヤリングにしてみたい!あのパーツと組み合わせたらどう?
アクセサリーは、レジン液とシリコン型を使って形を作っています。
ひとつひとつ、海洋マイクロプラスチックを入れて、レジンの泡を割って......
UVライトで硬化したら......
完成〜!!!
「作り手」によって、海洋プラスチックの「イロやカタチ」によって、その仕上がりはさまざまです。

Process4 『駄菓子屋さんを開こう!』にて、展示販売!
並列して稼働していた『駄菓子屋さんを開こう!』イベントで、駄菓子屋さんと並んで、SEA GEM CRAFTメンバーも出店しました!
株式会社SATO COMPANYのパレットの上に什器を並べ、値札を置いて、ディスプレイは完成! 
深海のような暗い部屋の中、灯りに照らされる雑貨たち。
手にとってよく見ると、柄も色も同じものは一つもありません。
約半年間、時間をかけて活動してきたSEA GEM CRAFTプロジェクト。
駄菓子屋出店を終え、次からどんな活動にしていこう? いまからさっそく、企み中です!

新渡戸文化学園 https://www.el.nitobebunka.ac.jp
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