うごくおと ー中野の音を集めて、映像をつくるー
映像探究学習コンビビ ×  シーナアキコ × 株式会社JTB Communication Design  / 2024-2025
映像作家と共に取り組む約2ヶ月のプロジェクト。
中野の街を歩いてみつけた「音」(擬態語・擬音語) を、アニメーションにする。
活動の始まりは「なんとなく歩き、なんとなく撮る」ことだけ。
そんな何気ない体験から「音」が生まれ、「カタチ」が生まれ、そしてアニメーションが生まれました。
さらに、音楽家シーナアキコさんと連携して、アニメーションの色、カタチ、動きからイメージしたオリジナルの音楽も加わりました。
メンバーそれぞれが見つけてつくった面白い音。不思議な音。聴いたことのない音。
そんな「音」をめぐる活動のプロセスをご覧ください。
process1   |   なんとなく、あるく なんとなく、撮る
年齢もさまざまな参加者が集まって、まずは最終的に映像を上映する中野区役所から活動が始まりました。
上映場所もわかったところで、早速「歩く」がスタート。
「歩く」といっても、今回のポイントは「なんとなく」あるくこと。
これは市川力さんたちが提唱する「Feel度Walk」という歩き方。
これまでもVIVISTOP NITOBEでは市川さんと一緒に企画もしてきました。
 Feel度Walkは、なんとなく気になるモノ・コト・ヒトを追い求めてあてもなく歩き出す。作法はそれだけ。ガイドもいなければ、ファシリテーターもいません。あらかじめガイドブックを読み込んだり、ネットや雑誌などで事前情報を集めることもしません。区役所を出たら右左どっちに行こうか、次の交差点はどっちに行くか、路地に入るか入らないか、すべてその場でなんとなく決めて歩いて、新渡戸文化学園を目指しました。
process2   |   写真から「音」をみつけて、「形」と「色」を考える、つくる
なんとなく気になって撮った写真。そこから、どんな音がする??
自分で考えたり、メンバーと共有して発見したり。

音が決まったら、VIVISTOPにあるさまざまな描画材をつかって、形と色も考えて、形にしました。
描いていくうちに「あ、こんな音もする!」と、新しい「音」に出会える瞬間も。
みんな夢中になって、それぞれのお気に入りの「音」を作っていきました。
process3   |  「音」を動かして、「音」を録る。
つくった「音」のカタチをつかって、アニメーション撮影をおこないました。
たくさんの「音」を組みあわせるメンバーもいれば、ひとつの「音」を使うメンバーも。

動かして、撮って、また動かして。アニメのコマ数や動かし方について、コンビビのオースミさん、フチガミさんに相談しながら制作していきました。
また、自分でつくった「音」の収録も。
「くた〜」「ドキ...ドキ...」と、音のイメージに合わせて自分の声で録音しました。これでアニメーション素材が完成!
このあと、音楽家シーナアキコさんが、それぞれのイメージにあわせて、音楽を作曲してくれました!
process4  |  映像をみて、話そう。​​​​​​​
みんながつくったアニメーションを、コンビビの2人が編集し、さらにシーナさんの音楽が加わった映像。
みんなで鑑賞して、この取り組みを振り返りました。
でも、今日見た映像が「完成」ではなく、この場のアイデアで、さらに更新できる部分をバージョンアップさせよう!
こうしてオープニングのアニメーションをつくることになったり、「うごくこと」の声をみんなで収録したり。
さらに2025年1月19日(日)の中野区役所ナカノバでの上映会の会場づくりのアイデアも出し合って、準備をしました。
process 6|中野区役所で上映!
2025年1月19日(日)の中野区役所ナカノバで、「ナカノギオンマツリ」と称して、「うごくおと」のプロセスを追体験できる企画とうごく音の上映会を実施しました!
(企画運営協力:明治大学国際日本学部岸ゼミナール
当時は多くの来場者で賑わい、たくさんの人に「うごく音」の映像もみていただきました!
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!
そして、うごくおとの制作メンバーのみなさん、本当にありがとうございました!
映像探究学習コンビビ https://note.com/convivivi
シーナアキコ https://c-bara.mystrikingly.com/
明治大学国際日本学部岸ゼミナール https://www.instagram.com/kishiseminar.meiji/?hl=ja
株式会社JTB Communication Design https://www.jtbcom.co.jp/

VIVISTOP NITOBE  www.nitobebunka.ac.jp/vivistop
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